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死化粧(エンゼルメイク)は誰がするの?手順や方法について紹介!

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葬儀に参列された経験がある方はわかると思いますが、葬儀の際、ご遺体は綺麗に清められ、遺体メイクいわゆる死化粧(エンゼルメイク)というものが施されています。

 

なぜご遺体に化粧を施すのでしょうか?皆さんは考えたことがありますか?

 

今回は死化粧(エンゼルメイク)が誰によってどんな流れでされるかについて解説をさせていただきます。

目次

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死化粧(エンゼルメイク)について紹介

「なぜ亡くなった人に化粧をするの?」

 

と疑問に思う人もいると思いますが、死化粧は女性が普段するような化粧とは異なります。

 

死化粧は故人を綺麗な姿であの世へ送り出すために、ご遺体を清め、薄化粧などを行い、身だしなみを整えることを言います。

 

人生最後の晴れ舞台となる葬儀という場で、最後に綺麗な状態のお顔をご遺族や葬儀参列者に見てもらい、気持ちよくあの世へ旅立っていけるようにご遺体を清め、整えるのです。

 

死化粧のことをエンゼルメイクやエンゼルケアと呼んだりもします。名前は違いますがご遺体を清め整えるという意味となります。

死化粧(エンゼルメイク)の流れについて紹介

2020 04 20 15h25 09 - 死化粧(エンゼルメイク)は誰がするの?手順や方法について紹介!

死化粧(エンゼルメイク)は個人が亡くなられてから納棺されるまでの間に行われます。

 

死化粧やエンゼルケアというのは非常に奥が深いものであり、容易に行えるものではありません。

 

葬儀の死化粧次第で死者の生前の印象が大きく変わってしまうので、非常に重要なものです。

 

死化粧について聞いたことがあっても、その過程については知らないという方も多いようです。

清拭を行う

死化粧の流れとしてはまず、ご遺体の清拭を行います。清拭とは死後の遺体をアルコールなどで拭き清めることを言います。

 

仏教的にはこの世の迷いや苦しみを洗い清めるという意味があるとされています。

 

清拭後、体液の漏出を防止し、吸収するために、耳、鼻、口などに脱脂綿を詰めます。綿のほか、専用のゼリーなどもあります。

着替えを行う

清拭後は、ご遺体の着替えを行います。仏教の古くからの風習では故人には白装束を着せるとされており、白装束を着せて見送ることが多いです。

 

ただ、今日では白装束ではなく、故人が生前に気に入っていた服や浴衣、ご遺族が希望する服を着せることが多くなってきています。

薄化粧を行う

着替えを終えた後は、身だしなみを整え、薄化粧を行います。整髪、爪切り、髭剃りなどを行って身だしなみを整えます。

 

整髪は櫛で髪をとかすだけでなく、場合によってはドライシャンプーなどで洗髪も行います。

 

また、遺体はとても乾燥しやすいため、保湿ローションなどで肌の保湿も行います。

 

その後、血色をよく見せるためにファンデーションや口紅、チークなどで薄化粧を行います。

 

男性の場合でも血色を出すために、ファンデーションや薄付きの口紅などを施すことがあります。

 

死化粧というと特殊な化粧だと思いがちですが、特別な化粧道具が必要なわけではありません。

 

死化粧は、一般的に女性が行っている化粧と同じ化粧道具を使用します。したがって故人が生前に気に入っていた・使用していた道具で死化粧を行うことができます。

仕上げを行う

化粧まですべて終えたら、手を合掌の形にして、お顔の上に白い布、身体には白いシーツをかけます。

 

死化粧の大まかな流れはこのようなものになります。

死化粧(エンゼルメイク)を行う人は誰なの?

2020 04 20 15h25 29 - 死化粧(エンゼルメイク)は誰がするの?手順や方法について紹介!

死化粧(エンゼルメイク)の流れについては理解いただけたと思います。

 

ただ、死化粧を行うのは誰なのでしょうか?

 

基本的に死化粧を行う人というものは決められていません。故人が病院で亡くなった場合は病院の看護師が行うことが一般的です。

 

しかし死化粧を行っていない病院もあるため、病院が行ってくれない場合は葬儀社や納棺師など専門に行う人に依頼することもできます。

 

自宅で亡くなられた場合は、葬儀社や納棺師など専門に行う人に依頼をすることが多いですが、ご遺族の方が行う場合もあります。

 

生前の故人をよく知るご遺族の方が死化粧を施した方が故人も喜ぶことでしょう。

 

しかし、死後処置には感染症のリスクなどもあるため、専門的な知識が必要になります。

 

したがって基本的には葬儀会社や納棺師など専門に行う人に任せることをおすすめします。

 

葬儀社によっては死化粧を行う際に同伴することができる場合があるので、この場合であれば専門家からの指示のもと、ご遺族の方も安心して死化粧を行うことができるでしょう。

死化粧の料金はいくら?

2020 04 20 15h23 41 - 死化粧(エンゼルメイク)は誰がするの?手順や方法について紹介!

ご遺族が死化粧を行う場合は料金はかかりませんが、葬儀社など専門業者に死化粧を依頼した場合は費用がかかってきます

 

葬儀社や専門家、病院で行う場合、それぞれ料金はどれくらいなのでしょうか。

専門業者に依頼した場合

専門家に死化粧を依頼した場合の料金は大体3万円~10万円です。平均的な相場は5万円前後だとされています。

 

死化粧の内容は業者によって異なるため、料金はさまざまです。

病院で行う場合

病院で死化粧を行ってもらう場合の料金は無料から数万円かかる場合まで幅広く、さまざまです。

 

病院の場合は費用がかからないことがほとんどですが、病院によって死化粧への対応は異なるようです。

 

死化粧の一部を病院から専門業者に引き継がれることもあるため、大体3千円~1万5千円が相場だとされています。

まとめ

今回は亡くなった方のお顔に行う死化粧(エンゼルメイク)とその流れ、料金について解説させていただきました。

 

死化粧は故人が葬儀という人生最後の晴れ舞台で、整った、綺麗な姿で居られるように、あの世に旅立っていけるように、ご遺体を清め整えることです。

 

病気で闘病していた場合はやせ細ってしまい、事故の場合は大きな傷を負ってしまい、ご遺体が元気であった時からかなりかけ離れた容姿になっていることがあります。

 

最後に会う姿がそのような姿ではご遺族にとってもつらく、死を受け入れることができません。

 

死化粧はただご遺体を清め、綺麗な姿にし、気持ちよくあの世へ旅立っていけるようにするだけではなく、元気であった生前の姿に近づけることでご遺族の心のケアも行うことができるのです。

 

このように死化粧はとても重要なものであるといえます。故人、ご遺族、両者にとって最善の選択を見つけて欲しいと思います。

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